国内線の要として賑わう第1ターミナルと第2ターミナル。前者を主拠点とする日本航空(JAL)と、後者を展開する全日本空輸(ANA)の搭乗客が行き交うこの巨大エリアは、まさに日本の食文化のショーケースだ。ターミナルビルを運営管理する日本空港ビルデングの緻密なリーシング戦略により、老舗の逸品から新進気鋭の注目店までが軒を連ねる。
特に注目すべきは、職人のこだわりが光る伝統的な和食の進化系だ。出汁の香りが鼻腔をくすぐる立ち食い蕎麦の名店や、全国の旬の魚介を最上の状態で提供する本格鮨店など、搭乗直前まで妥協のない食体験が味わえる。早朝フライトの前に提供される温かいお粥や出汁茶漬けは、慌ただしい移動前の旅人に深い安らぎを与えてくれる。