衣更真緒という人物を語る上で欠かせないのが、夢ノ咲学院の生徒会長就任という大きな転機です。当初、真緒は生徒会執行部において「役員」の立場にあり、絶対的権力者であった元生徒会長・天祥院英智の配下に位置していました。
しかし、Trickstarの一員として学院の旧体制に風穴を開ける革命運動(メインストーリー第1部)に身を投じたことで、真緒は「生徒会」と「ユニットの仲間」という二重の立場の間で激しく苦悩することになります。どちらかを裏切るのではなく、自らの足で立ち、両者の架け橋となる道を選んだ真緒の誠実さは、敵味方を問わず多くのアイドルの心を動かしました。
革命を経て新時代を迎えた際、前生徒会長の英智から後継者として指名を受け、真緒は正式に生徒会長の座を継承します。「自分のような普通の人間がトップに立っていいのか」という葛藤を抱えつつも、後輩たちが理不尽に泣くことのない自由で公平な学院を守るため、重責を引き受ける道を選びました。この自己犠牲を超えた覚悟と成長こそが、彼のストーリーにおける最大の見どころの一つです。