Q1:溥儀の正式な名前と元号は何ですか?
A1:姓は愛新覚羅(あいしんかくら)、名は溥儀(ふぎ)です。皇帝としての元号は「宣統(せんとう)」であり、清朝皇帝としては宣統帝と呼ばれます。また、満洲国皇帝時代には「康徳(こうとく)」の元号を用いました。
Q2:紫禁城を追い出された後、なぜ日本を頼ったのですか?
A2:北京政変で紫禁城を追われた際、欧米列強の公使館が政治的リスクを嫌って受け入れに慎重だった一方、日本公使館がいち早く保護の手を差し伸べたためです。また、溥儀自身が清朝発祥の地である満洲を足がかりに王朝再興を目指す上で、当時満洲に権益を持っていた日本軍(関東軍)の軍事力を利用できると考えた利害の一致がありました。
Q3:溥儀の自伝『わが半生』は今でも読めますか?
A3:はい、日本語訳(筑摩書房など)が出版されており、現在でも容易に読むことができます。ただし、同書は共産党政権下の撫順戦犯管理所で書かれた自己批判文がベースになっているため、政治的配慮や検閲による記述の加減が存在する点には留意が必要です。
Q4:現在の紫禁城(故宮博物院)に溥儀の私物は残っていますか?
A4:北京の故宮博物院には、溥儀が日常的に使用していた西洋風の調度品や自転車、イギリス製眼鏡などが展示・保存されています。また、彼が暮らした天津の「静園」や、長春の「偽満皇宮博物院」でも当時の生活空間が一般公開されています。