かつては「30歳まで筋金入りのインドア派だった」と公言する富永美樹さん。そんな彼女が大自然に囲まれた山梨での生活へ舵を切った背景には、夫であるシャ乱Q・まことさんとの深いパートナーシップがありました。
報道各社のインタビュー取材や本人の述懐によると、最大の転機となったのは山梨の森を訪れた際に体験した「ひと嗅ぎ惚れ」でした。針葉樹と腐葉土が混ざり合う清涼な空気を深く吸い込んだ瞬間、理屈を超えて「ここに通いたい、ここに身を置きたい」という直感が走ったと明かしています。元来キャンプやバイク、釣りを愛するアウトドア派だった夫・まことさんの嗜好に寄り添う形で始まった週末通いが、やがて東京と山梨を往復する本格的なデュアルライフへと発展していきました。
1998年に結婚を機にフジテレビを寿退職した富永美樹さんにとって、テレビ業界の激務から離れた後の人生設計は決して平坦なものばかりではありませんでした。しかし、季節ごとに表情を変える富士北麓の厳しい自然に対峙する中で、日々の雑音から解放され、自分本来のリズムを取り戻していった経緯があります。「東京を完全に捨てる」のではなく「都心の仕事と森の静寂を両立させる」という柔軟な二拠点居住のスタイルは、無理のない形で彼女の心身を満たしていきました。