ホリエモンと大学の全貌|東大中退の真相から大学不要論の真意まで

ホリエモンと大学の全貌|東大中退の真相から大学不要論の真意まで

ホリエモンと大学の全貌|東大中退の真相から大学不要論の真意までの重要ポイントを解説します。最新トレンドがチェックできます。

堀江貴文氏の言動を表面だけで捉えると、「学歴など無意味であり、誰もが即座に大学を辞めて起業すべきだ」と煽っているように誤認されがちです。しかし、実際の言説を精査すると、彼自身が東大ブランドの恩恵を誰よりも熟知し、活用してきた事実が浮かび上がります。

堀江氏は対談番組や自著において、「東大生という肩書があったからこそ、創業初期の信用が皆無だった時代に大手企業が門前払いをせず、ビジネスの話を聞いてくれた」「東大の同級生や人脈の地頭の良さは極めて刺激的だった」と率直に認めています。つまり、彼が主張する大学に行く意味とは、以下の条件に合致するかどうかという二者択一です。

第一に、医師免許、法曹資格、高度な研究職など、国家資格や巨大な実験設備が不可欠な専門領域を目指す場合。第二に、国内・海外の超一流大学において、一生涯の資産となるハイレベルな知的ネットワークを築く場合です。これら明確な目的が存在する進学に対しては、堀江氏は一度も否定的な立場を取っていません。

問題視されているのは、「目的を持たずに高校の延長として通う大学」です。インターネットが普及する以前、大学は「情報と文献の独占拠点」としての圧倒的な価値を誇っていました。しかし、世界最高峰の学術論文や最新のプログラミング教材、ビジネス講義がスマートフォン一つで無料ないし極めて安価に入手できる現在、単なる講義聴講に数百万の学費を払う合理性は完全に崩壊したというのが、堀江氏の一貫したロジックです。

佐々木 一輝
著者

佐々木 一輝

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。