大阪府茨木市の阪急本通商店街を少し抜けた場所に佇むこの店は、かつて地域に根ざした氷屋として歩みを始めた。冷蔵技術や物流が進化するなかで、氷屋としての矜持を守りつつ、冬の需要を支えるために選んだ相棒が「焼き芋」だったという。このユニークな原点こそが、現在のスタイルを生み出す礎となっている。
氷を知り尽くした職人が温度管理を徹底した純氷を削り、そこに長年培った芋の熟成・焼成ノウハウを惜しみなく注ぎ込む。単なる掛け合わせではなく、素材同士が引き立て合う極限のバランスを追求した結果、激戦が続く飲食業界のなかでもひときわ異彩を放つスイーツ専門店へと昇華した。昔ながらの下町情緒を残しつつ、常に新しい驚きを提供する姿勢が、多くのリピーターを惹きつけてやまない。