航空大学校からパイロットになれる確率は?就職率と脱落の壁を暴く

航空大学校からパイロットになれる確率は?就職率と脱落の壁を暴く

航空大学校からパイロットになれる確率は?就職率と脱落の壁を暴くの基礎知識と応用に迫る! わかりやすい言葉でまとめました。

Q1:大学在学中と大学卒業後、どちらのタイミングで航大を受験するのが有利ですか?
A1:合否の判定において在学中か既卒かによる有利・不利は一切ありません。航大の受験資格は「大学に2年以上在学し、所定の単位(62単位以上)を修得した者」または短大・高専・大卒者等に与えられます。在学中に受験して合格すれば最短ルートで操縦士になれますが、不合格になった場合のリスクヘッジとして大学を卒業(大卒資格を取得)してから再挑戦する受験生も多く、実質的な合格者の年齢層は20歳から25歳前後まで幅広く分散しています。

Q2:航空身体検査で不合格になりやすい項目は何ですか?事前に検査できますか?
A2:特に脱落者が多いのは、眼科(斜位、屈折度数、遠見視力、眼底検査)、耳鼻咽喉科(副鼻腔炎、平衡感覚)、そして脳波検査や心電図の異常です。航大の二次試験で行われる身体検査は民間の人間ドックよりもはるかに基準が厳密です。そのため、受験を決意した段階で、航空身体検査指定機関の医療機関を受診し、「第1種航空身体検査」に準ずる精密検査を自費で事前に受けておくことが推奨されます。

Q3:万が一、訓練途中でフェイルアウト(退校)になった場合、どのような進路がありますか?
A3:訓練途中で退校となった場合、航大での操縦免許取得は断念せざるを得ません。大学を休学して入学していた学生は元の大学に復学して一般就職を目指す道が一般的です。また、すでに大学を卒業していた訓練生の場合、航空会社や空港関連企業の総合職・地上職、あるいは公務員や一般民間企業へとキャリアを再構築することになります。フェイルアウトのリスクを想定し、大学の中退ではなく「休学」を選択して航大へ進学する訓練生が多いのはこのためです。

松本 悠斗
著者

松本 悠斗

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。