発達心理学の領域では、2歳のイヤイヤ期と小中学生の思春期の間に位置するこの時期を「中間反抗期」と呼ぶ。特に4歳前後の女の子の場合、男の子と比べて言語機能の発達が著しく早い傾向にある点が特徴的だ。
言葉が達者になる分、親に向ける反発も「嫌だ!」という単純な拒絶から、「ママなんか大嫌い」「あっち行って」「私だってやりたかったのに」といった、大人の心を的確に射抜くフレーズへと進化する。語彙力が増えたことで一見しっかり会話が成り立っているように見えるため、保護者側もつい「同等の口喧嘩の相手」として反応してしまいがちだ。しかし、言葉の豊かさと感情のコントロール力は必ずしも比例しない。口では大人びた口調を使いながらも、胸の中ではパニックを起こしているのが4歳女子のリアルな姿だ。