東海林のり子のもう一つの偉大な顔が、ヴィジュアル系(V系)ロックの普及に多大な貢献を果たした「ロッキンママ」としての姿です。50代半ばを過ぎてからX JAPANの音楽と出会い、その圧倒的な世界観と美学に衝撃を受けた彼女は、瞬く間にロックの世界へと傾倒していきました。
東海林のり子とV系の結びつきは深く、LUNA SEA、GLAY、黒夢、MALICE MIZER、DIR EN GREYなど、90年代から2000年代のロックシーンを牽引した数多くのバンドを取材。冠ラジオ番組『東海林のり子の夜はこれアゲイン』等を通じて、当時は偏見を持たれがちだった奇抜なメイクのバンドマンたちを一人の真摯な音楽家として温かく世に送り出しました。
YOSHIKIをはじめとする大物ミュージシャンたちも彼女を「ロッキンママ」と呼び、親同然に慕ったエピソードはあまりにも有名です。2026年の現在でも、ロックフェスの話題や後輩バンドの動向にアンテナを張り続けており、音楽への情熱は少しも枯渇していません。