12月の発売ラッシュ時、実際の現場では何が起きているのか。編集部が都内の大型旗艦店やSNS(X・Instagram・知恵袋)上の膨大な投稿を調査・現場検証したところ、ユーザーの歓喜と苦悩が生々しく浮かび上がってきました。
都内の「ガシャポンのデパート」で開店前から列を作っていた20代女性ファンは、取材に対して次のように語りました。
「どうしても欲しい推し作品の新作が今日発売と聞いて朝から並びました。先週別の店舗に行った時は、補充された瞬間に後ろに並んでいた人が上限回数まで回し尽くしてしまい、30分でカプセルトイ完売情報の札が貼られてショックを受けました。12月は特にライバルが多くて、現場の空気がピリピリしています」
SNS上でも、「何店舗回っても完売していた」「フリマアプリを見たら、定価500円のアイテムが発売3時間後に2,500円で転売されていた」という悲痛な叫びが散見されます。一方で、現場のスタッフからは異なる視点の声も聞かれます。
「『完売』と掲示されていても、実はバックヤードに翌日分のストックが積まれていることがあります。一度に全量を補充すると1組のグループに買い占められてしまうため、1日あたりの補充回数を3〜4回に分散させる制限措置を取っている店舗が増えています。店員に『次回の補充は何時頃か』を丁寧に尋ねると、教えてもらえる場合もあります」
ネット上の情報だけで「もう売り切れた」と諦めてしまうのは早計であり、現場での小まめな確認が思わぬ成果を生む実態が確認できます。