沖縄そばの起源は、明治時代後期に中国から渡ってきた料理人が那覇の辻遊郭周辺で開いた中華料理店にあるとされています。当初は高級料理として扱われていましたが、大正時代に入ると庶民的な屋台や専門店が次々と開業し、一般に浸透していきました。
太平洋戦争で壊滅的な打撃を受けたものの、戦後の米軍配給の小麦粉を使って見事に復活を遂げました。1970年代には名護市にある「我部祖河食堂」が、豚のあばら肉を煮込んで乗せる「ソーキそば」を考案し、県内全域へ一気にブームが広がりました。
1976年には「蕎麦粉を30%以上使用していないものは『そば』と表記できない」という公正取引委員会の規約に直面しますが、県民の熱烈な運動により、1978年10月17日に「本場沖縄そば」として正式に特殊名称が認可されました。現在も10月17日は「沖縄そばの日」として親しまれています。