「現金を持ち歩くのは危ないから、支払いはすべて手持ちの日本のクレジットカードで済ませよう」と考えているなら、近年の金融業界の制度改定に注意を払わなければなりません。
クレジットカード海外手数料真相を掘り下げると、各カード会社は2024年から2026年にかけて、海外事務処理手数料(外貨取扱手数料)の改定を相次いで実施しました。かつては1.6%〜2.2%程度が主流だった手数料が、現在では大手発行会社を中心に3.0%〜3.85%前後まで引き上げられています。店舗で1万円分の決済をするたびに、知らぬ間に300円以上の見えないコストが上乗せされている状態です。
こうした状況下で、金融リテラシーの高い渡航者の間で圧倒的な支持を集めているのが海外キャッシングお得な理由です。キャッシングという名称から「借金」「高金利」という忌避感を抱く人も少なくありませんが、外貨調達手段としては最も合理的な仕組みを備えています。
海外ATMキャッシングで適用されるレートは、カードブランド(VISA/Mastercard)が設定する公正な基準レートであり、店舗決済のような高額な海外事務手数料(3%超)は上乗せされません。発生するコストは、年利18%(実質月利約1.5%)の利息と、現地のATM利用手数料(フィリピンの場合は1回あたり250ペソ=約670円)のみです。
さらに、帰国を待たずにカード会社のWEB明細反映後(利用から2〜4日後)にネットバンキングから繰り上げ返済を行えば、発生する利息を数十円レベル(借入期間3日で約0.15%)にまで圧縮できます。1回に3万円〜5万円相当以上をまとめて引き出す運用であれば、街中のいかなる両替所よりも有利なレートで現金を手に入れることが可能です。