マラソン前の食事でなぜ後半失速するのか?プロが明かす勝負飯の新常識

マラソン前の食事でなぜ後半失速するのか?プロが明かす勝負飯の新常識

マラソン前の食事でなぜ後半失速するのか?プロが明かす勝負飯の新常識とは一体何なのか? 詳しい意味を整理してお届けします。

市民ランナーが語る現場の手記やSNSのコミュニティを分析すると、理論上の理想と実際のレース現場での挙動には小さくない隔たりがあることが浮き彫りになります。実際にサブ3(3時間切り)やサブ4を目指すランナーたちを対象としたヒアリング調査では、次のような生々しいトラブルが報告されています。

「前夜に験担ぎでとんかつ定食を平らげた結果、翌朝全く腹が減らず、スタート直後から胃が重くて呼吸が上がってしまった」(40代・男性ランナー)
「後半のエネルギー切れを恐れるあまり、ポケットにジェルを6本詰め込み、10km以降で15分おきに無理やり流し込んでいたら、内臓が受けつけなくなり28kmで嘔吐してリタイアした」(30代・女性ランナー)

現場の失敗例から学べる教訓は、胃腸の処理キャパシティには個人差があり、疲労度によって吸収スピードが激変するという事実です。そこで重要視されるのが、携帯性に優れ、胃もたれを起こしにくいマラソン補給食おすすめの選定です。粘度の高いジェルをそのまま流し込むと浸透圧差で胃痛を招くため、必ずエイドステーションの水と一緒に摂取して浸透圧を等張(アイソトニック)に近づける工夫が欠かせません。パラチノースやクラスターデキストリンといった、吸収が穏やかで胃滞留時間が短い次世代糖質を採用した補給アイテムの活用が現場でも支持を集めています。

林 結菜
著者

林 結菜

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。