体型指標を語る上で欠かせないのが、世界保健機関(WHO)や日本肥満学会が採用するBMI数値と計算方法です。計算式は「体重(kg)÷ 身長(m)÷ 身長(m)」で算出され、175cm(1.75m)の場合は「1.75 × 1.75 = 3.0625」が基準値となります。
この係数をもとに各体型指標を算定すると、明確な階層差が浮かび上がります。
- 175cm適正体重男性(標準体重・BMI 22.0):約67.38kg(約67.4kg)
- 175cm男性の美容体重(BMI 20.0):約61.25kg(約61.3kg)
- 175cm男性のモデル体重(BMI 19.0):約58.19kg(約58.2kg)
- シンデレラ体重(BMI 18.0):約55.13kg(約55.1kg)
メンズファッション界において、コレクションやルックブックの撮影でサンプルサイズ(44〜46サイズ、一般のS〜M相当)をシワひとつなく着用するために設定されてきたのが、このBMI 19前後のモデル体重(約58kg)です。生地本来のカッティングやドレープ感を殺さず、余分な肉感を極限まで削ぎ落としたシルエットが求められる現場では、この58kg前後がひとつの絶対基準として機能してきました。
2026年最新の体型基準においては、単に数字を削るだけの極端な低体重志向は見直されつつあります。ハイブランドのランウェイでも、骨骨しさを強調する体躯より、程よい骨格のフレームと引き締まった腹筋を兼ね備えた「健康的なスレンダー」が主流です。