ターミナルビルに足を踏み入れると、世界的な建築家である坂茂が手掛けた開放的な空間デザインが迎えてくれる。静岡県産の富士ひのきを大胆に組み合わせた木製格子天井や、環境負荷に配慮した軽やかな構造美は、旅の緊張を解きほぐす温もりに満ちている。光が燦々と差し込むロビーは、空港という無機質なインフラを心地よいパブリックスペースへと昇華させた好例だ。
3階の展望デッキは、飛行機ファンならずとも息をのむ絶景スポットとして知られる。目の前に横たわる滑走路の向こうに、気象条件が揃えば雄大な富士山がくっきりと姿を現す。「トリップアドバイザー」などの旅行口コミプラットフォームでも、「富士山と色鮮やかなFDA機のツーショットが撮れる唯一無二の場所」「茶処ならではの本格的な静岡茶ラウンジが素晴らしい」と、旅行者からの高評価が後を絶たない。