「月化粧」と「博多通りもん」——。17年の発売年の隔たりや外見の類似性から、時にセンセーショナルな比較の対象となってきた2つの銘菓ですが、その中身を解剖すると、それぞれが異なる哲学と製菓技術の粋を極めた完全なるオリジナルであることが分かります。
生クリームとバターの至福のコクで全国を魅了した福岡の「博多通りもん」が開拓した乳菓の地平。そこに大阪・泉州の自家製餡への誇りと、練乳が織りなすミルクの調和を注ぎ込んで新たなスタンダードを打ち立てた「みるく饅頭 月化粧」。東西の2大巨頭が存在することは、日本の和洋折衷菓子文化がそれだけ成熟し、高め合っている証左にほかなりません。
新大阪駅や博多駅のホームでそれぞれの箱を手にする際、その背景にある職人たちの情熱と素材の配合に思いを馳せてみてください。一口頬張るごとに広がる甘美な味わいは、地域の誇りを背負った極上の体験として、私たちの舌をこれからも満たし続けてくれるはずです。 (出典: 月 化粧 通り もん(Yahoo!ニュース))
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