手紙やビジネス文書において、季節の挨拶には明確な時期の目安が存在します。「まだまだ暑い日が続きますが」を使うベストなタイミングは、暦の上で秋を迎える「立秋(例年8月7日頃)」以降です。
立秋前の猛暑期は「盛夏」となり、「暑中見舞い」の時期にあたります。立秋を過ぎてからは「残暑見舞い時期」へと切り替わり、時候の挨拶8月下旬であれば「残暑の候」「晩夏のみぎり」、時候の挨拶9月上旬であれば「新秋の候」「初秋のみぎり」などと併せて用いられます。
近年は9月に入っても30度を超える真夏日が珍しくありません。暦の上では秋が深まる時期であっても、実際の体感温度に合わせて「まだまだ暑い日が続きますが」を使用することは、現代の実務上自然で失礼のない配慮として定着しています。ただし、朝晩の冷え込みが始まる9月下旬以降は「朝夕はめっきり涼しくなってまいりましたが」などの表現へ移行するのがスマートです。