火のないところに煙は立ちません。「いろは」という名に対してからかいや違和感を懸念する声が出るのには、明確な3つの理由が存在します。
第1の要因は、コカ・コーラ社のロングセラー天然水「い・ろ・は・す(I LOHAS)」の存在です。あまりにも知名度が高い日用品であるため、幼少期や小学校低学年の子ども同士の間で「あ、お水と一緒だ!」と無邪気に口にされる場面は確かに想定されます。ただし、これは悪意ある攻撃というより他愛のない言葉遊びの範疇であり、学年が上がるにつれて定着することはありません。
第2の要因は、世代間による印象のギャップです。年配世代の一部には「いろは」という音から大正・昭和初期の女性を連想し、いわゆる「古風なしわしわネーム」と受け止める人がいます。祖父母世代から「少し古臭いのでは?」と指摘された親がショックを受け、ネットで賛否を調べるケースが後を絶ちません。
第3の要因は、逆に「キラキラネームへの誤解」です。平仮名や一般的な漢字であれば清楚な印象を与えますが、近年見られる極端な当て字を用いた場合、「読めない」「今風に寄せすぎている」と眉をひそめられるリスクがあります。古風とイマドキ感の境界線にある名前だからこそ、多様な意見が飛び交いやすい構造になっています。