現在、好角家たちの間で囁かれる彼の評価は、単なる「元大関」という枠を超えている。過去の過ちを厳しく批判し続ける声がゼロになったわけではない。規律を破った事実を重く見るファンからは、今なお冷ややかな視線が注がれることもある。しかしそれ以上に、三段目まで落ちても腐らず、言い訳を一切せずに土俵へ戻ってきた精神力を称賛する声が圧倒的多数を占めるようになった。
この一連の騒動は、相撲界全体にとっても巨大な転換点となった。コンプライアンスの徹底や師匠による指導体制の再構築など、角界の体質改善を促す大きな教訓を残したからだ。過ちを犯した人間が、いかにして誠意を示し、いかにして信頼を取り戻すのか。土俵の真ん中で愚直に勝ち名乗りを受けるその背中は、再生と再起の尊さを私たちに静かに問いかけている。 (出典: 朝乃山 不祥事(Yahoo!ニュース))
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