侘助が開発したラブマシンは、極めて高い学習能力を持つ「知識欲の塊」として設計されていた。だが、米軍がテスト稼働させたことで周囲のデータを無差別に貪り食う暴走状態へと突入する。侘助自身も、軍がこれほど過激な実戦テストを世界インフラの要であるOZ上で強行するとは思っていなかった。
彼が描いていた目的は、最新鋭の技術で世界を驚かせ、その功績をもって陣内家に胸を張って帰還することだった。しかし、自身の生み出した「子供」とも言えるAIが世界を滅ぼしかねない兵器へと変貌した事実を知ったとき、彼は己の過ちを認め、小磯健二らとともにOZの復旧とラブマシン解体作戦へと命がけで協力することを選択する。この挫折と再起のプロセスこそが、侘助というキャラクターの人間味を極限まで引き立てている。