こうした世界的な熱狂と健康志向の高まりを受け、グローバルな清涼飲料水業界も急速に舵を切り始めた。飲料メガブランドであるコカ・コーラ社 (The Coca-Cola Company) は、北米およびアジア市場においてグァバブレンドのプレミアム果汁飲料や炭酸ラインナップを次々と拡充。人工甘味料を控え、素材本来の風味を生かした製品群で新しい顧客層の開拓を進めている。
日本国内のメーカーも指をくわえて見ているわけではない。国内乳業・食品大手の明治 (Meiji Co., Ltd.) は、チルドカップ飲料や健康志向の機能性表示食品ラインにおいてグァバ果汁を取り入れた商品を開発。日本の消費者の繊細な味覚に合わせた滑らかな口当たりとバランスの良い甘酸っぱさを実現し、コンビニエンスストアやスーパーマーケットの棚を彩っている。
従来の柑橘系やリンゴジュース中心だった日本の果汁飲料市場に、明確な地殻変動が起きている。各社はオーガニック志向や機能性成分の付加価値を前面に押し出し、新たなパイの奪い合いを繰り広げているのだ。