飛び散る油を防ぐオイルガードや、揚がった具材をそのまま置ける蓋付き油切りラック。一見すると完璧な利便性に思えるが、プロの料理人や調理機器の専門家は「構造上の罠」に注意を促す。
最大の落とし穴は、オイルガードの傾斜角と内径のサイズ感だ。ガードが深すぎると鍋内部の水分が逃げにくくなり、鍋の中に湿気がこもってしまう。これが衣をしならせ、カラッと揚がらない原因に直結するのだ。また、蓋にセットされた油切りラックから落ちる油が、加熱中の油面に直接勢いよく滴り落ちると、逆に激しい油跳ねを誘発することもある。
失敗しないためには、蒸気がスムーズに抜ける開口部の広さと、油戻しの導線が計算された傾斜設計を見極めることが不可欠となる。