ネット上の掲示板やSNSでは、クラシコに関して多くの偏った情報や誤解が飛び交っています。客観的な報道データに基づき、2つの代表的な誤解を是正します。
誤解1:「審判の判定が常に特定のクラブに有利に働いている」
クラシコ終了後、必ずと言っていいほどSNSトレンドに上がる「誤審論争」。しかし、スペイン審判委員会および各種トラッキングデータの検証によると、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)や半自動オフサイドテクノロジーの導入以降、重大な判定ミスは年々減少しています。判定に対する不満の多くは、熱狂的なサポーターによる認知バイアス(確証バイアス)が集団心理として増幅された結果であるケースが大半です。
誤解2:「バルセロナは破産寸前で補強ができない」
近年のバルセロナの放漫経営や「ネグレイラ問題」報道によるネガティブイメージが先行していますが、クラブは徹底した人件費削減と将来的な放映権・資産の売却(レバー行使)、さらには改修された新カンプ・ノウの稼働によるマッチデー収入の回復によって財務健全化を進めています。一方で、サンティアゴ・ベルナベウの多目的スタジアム化によって年間を通じて莫大な商業収入を叩き出すレアル・マドリードとの間には、依然としてキャッシュフローの安定性において差が存在するのは事実です。