出場決定の一報が流れた直後、福山市内の商店街や駅周辺の表情が一変した。老舗の店舗からカフェ、地元のスーパーに至るまで、「祝・甲子園初出場!福山市立」の貼り紙や垂れ幕が次々と掲げられた。「バラの街」として知られる福山が、一夜にして球児たちを応援する真っ赤な情熱に染まったのだ。
地元商店街の店主は「長年この街で商売をしているが、これほど街全体が一つになって盛り上がっているのは見たことがない。地元の公立校の子どもたちが全国の舞台に立つというのは、私たち大人にとっても最高の勇気と元気をもらえる」と目頭を熱くする。遠征費用や応援グッズの寄付金も市民から続々と寄せられており、地域と一体となった後押しがチームの背中を強力に押し込んでいる。