ネットカルチャーにおいて見落とされがちな最大の盲点は、「コラ画像によるギャグ化が、結果として後継団体への警戒心を薄れさせる」という現実の社会的リスクです。
現在も公安審査委員会による観察処分が継続されている後継団体(「アレフ」「ひかりの輪」「山田らの集団」等)は、若年層の勧誘において教団名を隠し、ヨガや自己啓発サークルを偽装する手口を用いています。ネット上で麻原が「単なるコミカルなミーム」として受容されていると、若者が事件の凶悪性や教団の危険性を正しく認識できず、カルトへの心理的ハードルが下がる危険性が治安当局や専門家から指摘されています。
「アングラな悪ふざけ」として消費しているつもりが、無意識のうちにテロリズムの矮小化と記憶の風化に加担してしまう構造があることを認識しなければなりません。