衆議院選挙での非公認出馬・当選を経て、萩生田光一氏の国会内での活動は再始動しています。党執行部による処分期間の満了に伴い、政策通としての実務能力を評価する声と、政治改革を求める世論の反発が複雑に交錯する局面が続いています。
経済産業相や文部科学相を歴任した経験から、半導体サプライチェーンの再構築やエネルギー安全保障政策において、党内外からその知見を頼る動きは根強く存在します。特に、TSMC熊本工場の誘致をはじめとする産業政策で発揮した突破力は、経済界幹部からも「政策の推進スピードにおいて代えがたい存在」として言及される場面が少なくありません。
一方で、国会論戦やメディア露出においては慎重な姿勢を崩しておらず、公式記者会見や委員会質疑での発言は極めて計算されたトーンに抑えられています。派閥解消後の保守系議員の緩やかな連携軸を模索しつつ、本格的な役職復権に向けた地ならしを進めているのが実態です。