ドラマ『孤独のグルメ』の主人公のように、見知らぬ言語に囲まれながら直感で未知の美味を探し当てるスリル。それを最も手軽に味わえるのが充実した冷凍食品コーナーだ。分厚い霜の奥には、日常の食卓を助ける強力な即戦力が眠っている。
おすすめは皮から手作りの東北水餃子(冷凍水餃)だ。セロリと豚肉、フェンネル(茴香)と羊肉、あるいはエビとニラなど、日本のチルド餃子では見かけない組み合わせがずらりと並ぶ。沸騰した湯に放り込んで数分茹でるだけで、小麦の風味が際立つ極厚の皮と溢れ出す肉汁を堪能できる。さらに、パイ状の生地を何層にも折り込んだ「葱油餅(ツォンヨウピン)」や、羊肉の串焼き(羊肉串)にクミンスパイスをまぶした半調理品は、フライパンやトースターで加熱するだけで最高峰の晩酌の友になる。店員に「おすすめの食べ方は?」と翻訳アプリ越しに尋ねてみるのも、物産店ならではの温かいコミュニケーションだ。