プロアスリートの身体管理は並大抵のものではない。特に過酷な移動とタフな登板間隔が求められるメジャーリーグベースボールの世界では、日々の食事が選手のパフォーマンスや故障予防に直結する。早穂さんは独学にとどまらず、「アスリートフードマイスター」の資格を取得。科学的な根拠に基づいた栄養計算を徹底し、夫の身体作りに寄り添ってきた。
試合前のエネルギー補給から試合後の疲労回復まで、時間帯や体調に応じた献立を考案。単に栄養価が高いだけでなく、遠征から疲れて帰宅した夫がほっと安らげる味わいや盛り付けにも配慮を怠らない。この徹底した「食の裏方力」こそが、前田投手の息の長い活躍を支える強固な基盤となっている。