超音波が聞こえる人の原因とは?猫よけやモスキート音の正体を解明

超音波が聞こえる人の原因とは?猫よけやモスキート音の正体を解明

超音波が聞こえる人の原因とは?猫よけやモスキート音の正体を解明について見逃せない 注意点を分かりやすい構成で解説いたします。

音は空気の振動であり、1秒間に振動する回数を周波数(Hz:ヘルツ)で表します。音響学・医学上の定義において、人間の耳が感知できる範囲を「可聴域(約20Hz〜20,000Hz/20kHz)」と呼び、20kHzを超える周波数の音波を「超音波」と定義しています。

一般に「猫よけの超音波が聞こえる」と言われる現象の多くは、厳密には20kHz前後の可聴域限界付近の高周波音を感知しているのが真相です。人間の内耳にある「蝸牛(かぎゅう)」の中には、音の振動を電気信号に変換する「有毛細胞」が無数に並んでいます。高音を感知する入り口付近の有毛細胞は、加齢や騒音ストレスによって摩耗しやすいため、一般的には20代半ばから高音域の可聴限界周波数は徐々に低下していきます。

しかし、細胞の劣化が少ない若年層や、生まれつき高音域の受容感度が高い人、あるいは耳のフィルター機能が鋭敏に保たれている人は、大半の大人が感知できない17kHz〜19kHz前後の高周波をクリアに捉えてしまいます。これが「周りには聞こえないのに、自分だけに激しい不快音が響く」というギャップを生み出す最大の身体的要因です。

加藤 愛美
著者

加藤 愛美

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。