アニメイトの大型化をめぐっては、ネット上にいくつかの誤解が蔓延している。ここでは、特に目立つ3つの「思い込み」を検証したい。
第一の誤解は、「大型店はECに敗れた苦肉の策」という説だ。しかし実際には、アニメイトのEC売上は順調に伸びており、大型店はECとは競合せず補完する関係にある。店舗で体験し、ECでリピート買いするという行動パターンが定着しており、両者は車の両輪なのである。
第二の誤解は、「大型店は都会の若者向けで、地方や中高年には縁がない」という説だ。だが、取材によれば地方からの遠征客や、親子連れ、さらには海外からの訪日客まで、客層は年々広がっている。特に福岡大型店ではアジアからの家族連れも多く、必ずしも「若者専用」ではない。
第三の誤解は、「大型化は一時的なブームで、いずれ縮小する」という説だ。しかし、アニメイトの公式発表や投資計画を見る限り、少なくとも2026年から2028年にかけては大型店への投資が継続される見通しである。むしろ、地方中型店との連携を深めながら、全国的なネットワークを再構築する動きが本格化している。