動詞「bring(持ってくる、連れてくる)」の過去形および過去分詞は、いずれも「brought」です。規則動詞のように末尾に「-ed」を付けるのではなく、語幹そのものが大きく変化する不規則変化動詞に分類されます。
まずは動詞活用の全体像を整理しておきましょう。中学英語の基礎から実務英語まで、以下の4形態は瞬時に引き出せる状態にしておく必要があります。
- 原形:bring(ブリング)
- 三人称単数 現在形:brings(ブリングス)
- 現在分詞:bringing(ブリンギング)
- 過去形:brought(ブロート)
- 過去分詞:brought(ブロート)
学習者を悩ませる要因の一つが、broughtの発音カタカナ表記と実際のネイティブ音声のギャップです。辞書的な発音記号はアメリカ英語で /brɔːt/、イギリス英語で /brɔːt/ または /brɒt/ と表記されます。カタカナで無理に転写するなら「ブロート」または「ブラウト(口を縦に開けたオとアの中間音)」が近く、「gh」部分は発音しない黙字(サイレントレター)となります。「ブローグト」と発音してしまう初学者も少なくないため、音読の際は「ghは読まない」ことを体に叩き込むのが鉄則です。