壊滅的な津波から生き延びるためには、揺れが発生した瞬間の行動をあらかじめ秒単位でシミュレーションしておく津波避難タイムラインの策定が欠かせません。
【津波避難の基本タイムライン】
- 0〜1分(初動):強い揺れから身を守る(ドロップ・カバー・ホールドオン)。揺れが収まったら火の始末よりも避難を最優先。
- 1〜3分(即時避難):持ち出し袋を背負い、海や川から離れ、少しでも標高の高い場所へ徒歩で移動開始。絶対に車を使わない(渋滞による巻き込まれ防止)。
- 3〜5分(避難完了):近隣の高台、または事前に選定した津波避難ビルへ到達。第1波が過ぎても決して海岸に近づかず、警報が完全解除されるまで待機。
このタイムラインを成立させる土台となるのが、自治体が発行する最新のハザードマップ確認方法です。国土交通省の「重ねるハザードマップ」や各市町村の防災ポータルを活用し、自宅や職場が「何メートルの浸水深エリアにあるか」だけでなく、「津波到達までに何分かかるか」「避難ルートに倒壊危険のあるブロック塀や土砂崩れ危険箇所がないか」を立体的に精査してください。
また、近くに自然の高台がない平野部や沿岸市街地では、自治体から津波避難ビル指定を受けている頑丈な鉄筋コンクリート造の建物(3階以上、浸水想定深に応じて4階以上)の場所を複数把握しておく「垂直避難」の準備が極めて有効な命綱となります。