なぜボラの卵巣の塩漬けが超高級カラスミに?失敗しない作り方を徹底解説

なぜボラの卵巣の塩漬けが超高級カラスミに?失敗しない作り方を徹底解説

なぜボラの卵巣の塩漬けが超高級カラスミに?失敗しない作り方を徹底解説とは一体何なのか? 主要なファクトを簡潔に解説します。

ボラの卵巣を塩漬けにして乾燥させた食品がなぜ「カラスミ」と呼ばれるようになったのか――そのルーツは安土桃山時代から江戸時代初期にさかのぼります。当時、中国(唐)から日本へ輸入されていた高級な書道用具「唐墨(からすみ)」に、塩干ししたボラの卵巣の形や黒みがかった艶やかな色合いが極めて似ていたことから、その名が定着しました。

もともと地中海沿岸(現在のギリシャやイタリアのボッタルガ)や古代エジプトに起源を持つとされる魚卵の塩干し技術は、シルクロードを経由して中国へ伝わり、室町時代頃に日本へ伝来したとされています。日本に伝わった当初はサワラなどの卵巣が使われていましたが、長崎・野母崎周辺で良質なボラが獲れることから、江戸時代初期に長崎の名産品としてボラの卵巣を用いた製法が確立されました。長崎代官から徳川将軍家へ献上されたことで、天下の珍味としてその名が日本中に轟くことになったのです。

斉藤 蓮
著者

斉藤 蓮

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