近年のタレント報道において、火種となるのがSNSを通じた「匂わせ行為」の真偽です。スマートフォンの画面に写り込んだ私物のブランドの一致、同時期に投稿された旅行先の風景、あるいは愛犬の犬種の一致に至るまで、ソーシャルメディア上の特定班による監視の目は日増しに厳しさを増しています。
匂わせ疑惑の真相を追跡すると、意図的な自己顕示欲から生じるものと、ファン心理が生み出した偶然の一致による冤罪が複雑に入り乱れている実態が見えてきます。ある大手芸能プロダクション幹部は、取材に対して次のように舞台裏を打ち明けています。
「現在の週刊誌デスクは、情報提供タレコミの9割以上をSNSの検証班から得ています。しかし、本物の交際ほど警戒心は異常に高く、私物や位置情報が特定されるような初歩的ミスは絶対に冒しません。スクープとして世に出る週刊誌スクープ詳細のなかで、本当に確度が高いものは、移動経路の張り込みや法的登記の確認といった泥臭い地道な取材の積み重ねによって裏付けられたものです」
実際に、過去に炎上した匂わせ事例を精査しても、当事者が公式発表前に自らサインを出すケースは稀であり、多くの場合はスポンサー契約やブランドアンバサダーとしての投稿が意図せぬ形で重なったに過ぎません。にもかかわらず、ネットの反応と評判が瞬く間に拡散・過熱するのは、公私の境界線が曖昧になったデジタル空間特有の歪みと言えます。