ティモンというキャラクターの魅力は、アニメーション映画の枠を大きく超えて拡張され続けています。テレビアニメシリーズ『ティモンとプンバァ』では、2匹が世界各地を旅するスピンオフコメディとして世界的なヒットを記録し、子ども向けアニメの定番となりました。
また、日本国内で熱狂的な支持を集める劇団四季のミュージカル『ライオン・キング』において、ティモンは非常にユニークなローカライズが行われています。東京公演では江戸っ子風のべらんめえ口調、大阪公演では流暢な関西弁、福岡公演では博多弁、名古屋公演では名古屋弁と、上演地域ごとに異なる方言を操る演出が採用されている点です。文楽の人形浄瑠璃から着想を得たパペット操作と相まって、客席を一瞬で温める舞台の狂言回しとして絶大な存在感を放っています。
さらに2019年の超実写版映画では、CG技術の極致によって本物のミーアキャットと見紛うばかりの毛並みや瞳の輝きが再現されました。写実的な動物の外見でありながら、豊かな感情表現とユーモアを失わない演出は、最新鋭の映像技術とディズニーの伝統的なキャラクター造形が見事に融合した到達点といえます。