日本語の「すみません」は、人にぶつかったときの「謝罪」、店員を呼ぶときの「呼びかけ」、席を譲ってもらったときの「感謝」など、複数の意味を1語でカバーできる万能な言葉です。しかし、韓国語ではこの3つの役割で完全に単語を使い分ける必要があります。
飲食店で店員を呼びたいときに「チェソンハムニダ」と言ってしまうと、「何か悪いことをして謝っている」ように聞こえてしまいます。声をかける際は「チョギヨ(저기요 / あの、すみません)」や「ヨギヨ(여기요 / ここです、すみません)」を使うのが正解です。
また、エレベーターを開けて待ってもらった際などに日本語では「すみません」と言いがちですが、韓国では謝罪ではなく素直に感謝を伝えるのが自然です。その場合は「チェソンハムニダ」ではなく、「カムサハムニダ(감사합니다 / ありがとうございます)」や「コマッスムニダ(고맙습니다)」と言葉を返します。
人混みをかき分けて通り抜ける際や、会話に割り込む場面では、謝罪の「チェソンハムニダ」よりも「シルレハムニダ(실례합니다 / 失礼します)」を使うと、より自然で洗練された印象を与えられます。