SNSの映えスポットとして紹介される機会が増えた阿伏兎観音ですが、観光客が陥りがちな落とし穴や誤解も存在します。現地で後悔しないために知っておくべき3つの盲点を整理します。
1つ目の誤解は、「誰でも気軽に行けるアトラクション感覚の場所」という思い込みです。前述の通り、阿伏兎観音は400年以上前の文化財建築であり、バリアフリー設備や転落防止用の高強度の安全ネットは一切設置されていません。境内へ至るアプローチにも急な石段があり、足腰に不安のある高齢者や、じっとできない小さな子どもを連れての参観には相当な注意が必要です。
2つ目の盲点は、天候による危険度の激変です。雨天時や海からの濃霧が発生した日は、木製の床板が水滴を含んで著しく滑りやすくなります。さらに突風が吹く荒天時は、舞台に立つこと自体が生命の危険を伴うため、拝観が制限される場合もあります。「晴天・微風」の日を選ぶことが、安全に絶景を満喫するための絶対条件です。
3つ目の注意点は、服装と履物の選択ミスです。境内までは滑りやすい石畳が続き、観音堂では靴を脱ぎます。ヒールのある靴や滑りやすい革靴は避け、歩きやすいスニーカーで訪れましょう。観音堂の板張りを歩く際は、滑りやすいストッキングや化学繊維の靴下を避け、裸足になるか滑り止め付きの靴下を持参するのが現地を知る者の鉄則です。
【プロの結論】おすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
【訪れることを強くおすすめできる人】
- 子授け・安産・母乳の出について心からの祈願を行いたい人
- 歴史的価値のある本格的な懸造り建築の美を体感したい人
- 高所への耐性があり、本物のスリルと瀬戸内の絶景を同時に味わいたい人
- 鞆の浦の観光と合わせて、ディープな瀬戸内の文化遺産に触れたい人
【訪問に慎重になるべき・見合わせを検討すべき人】
- 極度の高所恐怖症で、欄干の低い場所でパニックを起こしやすい人
- 自力歩行が困難な方や、急な石段の昇降が難しい人
- 手を離すと走り回ってしまう年齢の幼児を連れている保護者
- 雨天や強風など、気象条件が著しく悪化している日に訪れる予定の人