一月入試の天王山として知られる埼玉県中学入試において、同校の位置づけは年々重みを増している。単なる「東京・神奈川の本命校に向けた試金石」にとどまらず、ここを第一志望とする「熱望組」が層を厚くしているためだ。
大手進学塾のデータ分析によると、四谷大塚の合不合判定テストや日能研の全国公開模試において、同校の偏差値推移はきわめて安定した高水準を維持している。首都圏模試センターの動向チャートでも、女子の難関校ラインでトップクラスの志望者数を記録。2026年度中学入試においても、激しい激戦が繰り広げられることは疑いようがない。
受験生の層が厚い背景には、第一志望者の増加に加え、都内御三家や桜蔭・女子学院・雙葉などを目指す最上位層がこぞって出願する構造がある。1点差に何十人もの受験生がひしめき合う超戦国時代。わずかなケアレスミスが命取りになる過酷な戦場が、そこには広がっている。