Googleの検索窓に「一回転」と入力して検索ボタンを押した瞬間、検索結果画面全体が時計回りに360度ぐるりと回転する――。SNSや動画プラットフォームで定期的にバズを生むこのギミックは、Google開発チームが組み込んだ最も有名なイースターエッグのひとつです。
英語圏では「Do a barrel roll」というコマンドとして親しまれており、元々は名作シューティングゲーム『スターフォックス64』のローリングアクションに敬意を表して実装された経緯を持ちます。単なる画像の差し替えではなく、Web標準技術であるCSS3のトランスフォーム機能を用いてページ全体のDOM要素を回転させている点が、当時のWebエンジニアたちを唸らせました。
現在稼働が確認されている代表的なビジュアル系イースターエッグには、以下のようなものがあります。
- 「斜め」または「askew」:検索結果の画面全体がわずかに右に傾き、ユーザーにディスプレイの故障を錯覚させる演出。
- 「チクチュルーブ」または「Chicxulub」:画面左上から巨大な隕石が斜めに落下し、画面が揺れる衝突エフェクトが発生。恐竜を絶滅させた隕石衝突を再現したリアルなグラフィックが特徴。
- 「blink html」:検索結果内の「blink」および「html」の文字が一斉に点滅を開始。古き良きインターネット黎明期のHTMLタグをユーモラスに回顧。
- 「cha cha slide」:ヒット曲に合わせて画面上にマイクや矢印アイコンが現れ、クリックするごとに画面が激しく左右にスライド・ジャンプする音楽連動型ギミック。
これらの演出は特殊なプラグインを導入する必要がなく、Googleの標準検索画面さえあれば誰でも即座に体験できます。日常のちょっとした会話のネタや、長時間のデスクワークで煮詰まった同僚への息抜きとしても親しまれ続けています。