2026年を迎えた現在、USS東京 2026年最新動向にはこれまでにない構造変化が起きています。
第1の潮流は、「デジタルリアルハイブリッド応札」の高度化です。現在、USSの総成約台数のうち会場外からのサテライト(衛星通信・インターネット)経由の応札比率は8割を超えています。野田会場は単なる物理的なセリ場から、「巨大な検査・保管・配送ハブ」としての色彩を強めており、AIを活用した下回り・外装の360度3D高精細スキャン画像が即座にアップロードされる体制が整備されました。これにより、遠隔地のバイヤーも現地に赴くことなく精度の高い応札が可能となり、人気車両の落札相場が全国規模で平準化・過熱化しています。
第2の潮流は、円相場の推移とグローバル需要の選別化です。東南アジアや中東、アフリカをはじめ、アメリカの「25年ルール」適用対象となるネオクラシック日本車(90年代後半〜2000年代初頭のスポーツカー)を巡り、USS東京のポス席では海外ブローカーによる激しい競り合いが日常化しています。輸出対象となるランドクルーザー、ハイエース、GT-RやRX-7といった特定モデルは、国内の一般相場を遥かに上回る水準で競り落とされる構造が定着しました。
第3の潮流は、ハイブリッド車(HEV)の相場再燃とバッテリー評価の標準化です。グローバルなEV一辺倒の揺り戻しを受け、実用性と信頼性に長けたトヨタをはじめとする国産ハイブリッド車の落札相場が再び上昇基調にあります。USS東京でも駆動用バッテリーの劣化度(SOH)を数値化して出品票に記載する運用が一般化し、電動車の残価予測における業界のデファクトスタンダードとして機能しています。