PMSの治療を検討する際によく比較されるのが、婦人科で処方される低用量ピル(LEP製剤など)です。低用量ピルとPMS市販薬の違いを正しく理解しておくことは、適切なセルフケアを行う上で欠かせません。
低用量ピルは女性ホルモンの分泌を一定に保ち、「排卵を止める」ことでホルモンの急激なアップダウンそのものをなくします。そのため、PMSや生理痛(月経困難症)に対する効果は非常に強力です。一方、市販薬は排卵を止めず、生薬やハーブの力で「ホルモン変動に対する身体の過剰反応を和らげる」マイルドな作用機序を持ちます。
「ドラッグストアの薬を2〜3ヶ月試しても症状がまったく軽くならない」「日常生活や仕事に重大な支障が出ている」「死にたくなるほどの激しい抑うつ(PMDD:月経前不快気分障害が疑われる状態)がある」という場合は、市販薬での対処にこだわらず、速やかに婦人科を受診してください。