名古屋めしのアイコンである矢場とんですが、その出店戦略は単なる地域密着型にとどまりません。大手グルメ媒体の最新登録データによると、グループ全体で全国約28店舗を展開しており、その中核を担う愛知県内をはじめ、東日本・西日本のハブ都市へと着実に拠点を広げています。
愛知県内の本陣として圧倒的な存在感を放つのが、巨大な看板キャラクター「ぶーちゃん」が目印の「矢場町本店」です。さらに、新幹線利用者が押し寄せる「名古屋駅エスカ店」「JR名古屋駅店」「ジェイアール名古屋タカシマヤ店」、栄の中心街に位置する「栄LACHIC店」「栄セントライズ店」、空の玄関口である「中部国際空港セントレア店」など、交通結節点と商業中枢を完璧に押さえた配置が敷かれています。
一方、首都圏ではビジネスパーソンや旅行者で賑わう「東京駅グランスタ店」と、落ち着いた空間でフルサービスを提供する「銀座店」の2大拠点が稼働中です。西日本においては、道頓堀エリアの「大阪松竹座店」や百貨店内の拠点を中心に展開しており、観光動線の中に溶け込む形で出店されています。さらに三重(ジャズドリーム長島)や富山(三井アウトレットパーク北陸小矢部)といった広域集客型のアウトレットモールにも進出しており、全国どこからでもその味を求められるインフラが整いつつあります。