なぜ今世界が熱狂?消えたはずの「族車」が海外で大バズりする衝撃の真相

なぜ今世界が熱狂?消えたはずの「族車」が海外で大バズりする衝撃の真相

なぜ今世界が熱狂?消えたはずの「族車」が海外で大バズりする衝撃の真相について専門的な視点から解説いたします。最新の情報をご確認ください。

夜の街から暴走族が消えた一方で、週末の日中、パーキングエリアなどで整然と並ぶ改造バイク集団を見かける機会が増えました。ここで一般のドライバーが最も混同しやすいのが「暴走族」と「旧車會(きゅうしゃかい)」、そして四輪の「街道レーサー」という3つの概念です。現場の当事者や愛好家への取材を重ねると、その思想と活動形態には明確な一線が引かれています。

まず「旧車會」は、かつて暴走族を経験した世代が大人になり、経済力を得て当時の憧れの単車をレストアして楽しむ「大人のツーリングクラブ」という建前を持っています。彼らは基本的に昼間に活動し、信号無視や蛇行運転などのあからさまな危険走行は行いません。ヘルメットを着用し、有料道路の料金も適正に支払って走る点が、夜間に無免許・無車検で暴れ回ったかつての暴走族との決定的な違いです。

一方、四輪カスタムの文脈で語られる街道レーサーは、1970〜80年代の富士スピードウェイで開催されていた「富士グランチャンピオンレース(通称:グラチャン)」の前座レースを走るスーパーシルエットカーに触発されたカスタムスタイルを指します。巨大なウイングやワイドフェンダー、低く構えたシャコタンのシルエットは、レース車両のスタイリングを公道に落とし込んだものであり、純粋なドレスアップカーとしての文脈を強く帯びています。

しかし、現場観察を続ける警察当局や一般市民の目線からは、両者の境界線は依然として曖昧に見える瞬間があります。どれほど交通ルールを守っていようと、後述する排気音の規制基準を超過していれば法的には不正改造車両であり、集団で走行した際の爆音は周辺住民にとって恐怖や騒音被害でしかありません。自己表現と公共の平穏の間で、現場のせめぎ合いは今なお続いています。

渡辺 美咲
著者

渡辺 美咲

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。