地域クラブや部活動の練習風景を観察すると、多くの愛好家が「バックハンド恐怖症」に陥っている実態が見受けられます。SNSや知恵袋などのコミュニティでも、「奥までクリアが飛ばず、中途半端な球を叩かれて終わる」「バックに来ると分かっているのに無理やりラウンド(フォアハンド)で回り込んで体勢を崩す」という声が後を絶ちません。
実業団チームのトレーナーへの取材によると、初心者がバックハンドを苦手とする心理的要因には「相手コートが見えない不安感」があります。背中を向けるターン動作に恐怖を感じ、顔だけを正面に向けたまま中途半端な身体の向きで打とうとするため、肩甲骨の可動域が制限されてスイングスピードが著しく低下しているのです。
また、ダブルスにおいて前衛・後衛のローテーションが崩れる引き金の大半はバック側への対応遅れです。バックハンドを「打てるようになる」だけで、コートカバー率が約30%以上向上し、無駄な体力消耗を劇的に削減できることが指導データからも実証されています。