戦後の混乱期、甘いものが貴重だった時代に芋飴を売る店が並んだことから「飴屋横丁」、あるいはアメリカ軍の払い下げ物資を扱う「アメリカ横丁」と呼ばれたのがアメ横の起源だ。時代は流れ、いまや上野アメ横商店街は伝統的な魚介類や乾物の売り場だけでなく、アジアン屋台やケバブショップがひしめく無国籍ゾーンへと変貌を遂げた。
この活気あふれるストリートの秩序と伝統を守り続けているのがアメ横商店街連合会だ。時代とともに訪れる客層や店舗の顔ぶれが変化しても、対面販売による活気あるコミュニケーションの根底は変わらない。露店主と客が冗談を交わしながら買い物を楽しむ光景は、古き良き日本の人情味そのものだ。