現場で子どもたちと寝食を共にしながら指導にあたるのが児童自立支援専門員だ。かつては夫婦で寮に入り込んで指導を行う寮長制が主流であったが、時代の変化とともに交代制勤務や専門職によるチーム支援体制への移行が進んでいる。
彼らが直面する最大の壁は、バーンアウト(心身の疲弊)と専門性の高度化への要求だ。子どもたちの感情の爆発を正面から受け止め続ける業務は、精神的に過酷を極める。離職率の抑制と質の高い人材の確保は、事業継続における最大の鍵と言っても過言ではない。
これに対し、心理職や社会福祉士資格を持つスタッフとのチームアプローチが強化されている。個人の情熱や根性論に頼る支援から、科学的根拠に基づいたチーム行動分析へとパラダイムシフトが起きており、現場の専門性は着実にアップデートされている。