かつて安さの代名詞といえば、チェーン店の餃子セットやシンプルなラーメンだった。しかし2026年現在の新宿は様相が大きく異なる。中国人ニューカマーの参入が一段と進み、四川、東北、福建、広東など、地域に特化した本格派レストランが凄まじい勢いで低価格競争を繰り広げている。
本場のスパイスを惜しみなく使った麻婆豆腐が、スープとライスのおかわり自由付きで800円台。皮から手作りする肉汁たっぷりの水餃子が1皿300円台。手頃な価格帯でありながら、味の妥協は一切ない。舌の肥えた新宿のサラリーマンたちが連日行列を作るのも当然の帰結だ。