「永久に不滅」長嶋茂雄が残した伝説スピーチの全文と誕生秘話に迫る

「永久に不滅」長嶋茂雄が残した伝説スピーチの全文と誕生秘話に迫る

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歴史に残るこの名フレーズは、どのようにして生まれたのでしょうか。長年「長嶋茂雄の完全なアドリブだったのか」「誰かがゴーストライターとして書いたのか」という議論が交わされてきましたが、関係者の証言によってその真相が明らかになっています。

スピーチの骨子作成に深く関わったのは、当時日本テレビのスポーツ記者であった越智正典(おち・まさのり)氏でした。引退試合の前夜、東京・九段のホテルグランドパレスの一室で、長嶋茂雄は親交の深かった越智氏とともに原稿の推敲を重ねました。越智氏が提案したベースの文章には、すでに「不滅」というキーワードの原型が含まれていたとされています。

しかし、決定的な一撃を加えたのは長嶋茂雄本人でした。用意されたメモを何度も口ずさみ、自らの魂が宿るリズムへと手を入れた長嶋は、「永久に(えいきゅうに)」という強調を重ね、「我が巨人軍は永久に不滅です」という力強いフレーズへと昇華させました。文法的な重厚さと感情の爆発が見事に融合した瞬間であり、他人が書いた原稿を読むだけでは決して生まれない、ミスターの生き様そのものが宿った言葉となったのです。

山下 哲也
著者

山下 哲也

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。