サカナクション『忘れられないの』はなぜ響く?80年代Mvと歌詞の真相

サカナクション『忘れられないの』はなぜ響く?80年代Mvと歌詞の真相

サカナクション『忘れられないの』はなぜ響く?80年代Mvと歌詞の真相について見逃せない ポイントを分かりやすく解説いたします。

『忘れられないの』が放つ心地よさは、緻密に計算されたコード進行とベースラインに裏打ちされています。楽曲の屋台骨となっているのは、都会的な憂いを帯びたメジャーセブンスコード(M7)を多用したハーモニーです。

浮遊感のあるテンションコードを基調としながら、サビに向けて滑らかに感情が高揚していく進行は、まさに黄金期のシティポップが持っていた洗練そのものです。これに草刈愛美による躍動感あふれるベースラインと、江島啓一のタイトなドラミングが絡み合うことで、単なるレトロ趣味ではない、フロアを揺らすモダンなグルーヴが形成されています。

電子音と生演奏の境界線を溶かし込み、隙間の美学を追求したアレンジメントは、サカナクションが長年培ってきたクラブミュージックの知見が見事に昇華された結果と言えます。

木村 陽翔
著者

木村 陽翔

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。