「無添加の炭酸水ならどれだけ飲んでも安全」と考えがちですが、身体の水分バランスや濾過機能を担う臓器の視点からも留意点があります。
炭酸水を飲むと血行が一時的に良くなる一方で、過剰に摂取すると冷え性やむくみの原因になります。特にキンキンに冷えた炭酸水を1日数リットルペースで飲み続けると、内臓温度が低下して基礎代謝が落ち、余分な水分を体外へ排出しづらくなる悪循環に陥ります。また、海外産の硬水炭酸水や一部のナトリウム(塩分)含有製品を選んでいる場合、知らず知らずのうちに塩分過多になり、全身の強いむくみを招くケースも見られます。
腎臓への負担についても正しい理解が求められます。健康な成人であれば、炭酸水を飲んだからといって腎機能が直接破壊されることはありません。しかし、重度の腎障害を抱えている方やカリウム・リンの制限がある場合、ミネラルを豊富に含む天然炭酸水は腎臓の濾過機能に過度な負担を強いる可能性があります。日常的な水分補給は、あくまで純粋な水(常温の白湯や軟水)をベースにし、炭酸水だけに依存しないバランスが大切です。